式典に参加する際の服装選びでは、カラーコーディネートが重要なポイントになります。入学式や卒業式といった学校行事では、それぞれの式典の意味や雰囲気に合わせたカラー選びをすることで、場の空気にふさわしい装いが叶います。
今回は、入学式と卒業式それぞれの基本的なカラーコーディネートのルールや、おすすめの色選びについて解説します。これを参考に、シーンに合ったスタイリングを楽しみましょう。
入学式は、新しい生活が始まる希望に満ちた場です。お祝いの雰囲気を大切にするため、明るく華やかな印象を与えるカラーを選ぶのがポイントです。
・おすすめのベースカラー
入学式では、ホワイトやベージュ、ライトグレー、パステルカラーが定番です。これらの色は春らしさを感じさせ、明るい気持ちを演出してくれます。特にベージュやライトグレーは柔らかい印象を与えるため、保護者やゲストとして参加する際にもふさわしい選択です。
・アクセントカラーを取り入れる
パステルピンクやミントグリーン、スカイブルーなどのアクセントカラーを加えると、より華やかな印象になります。ジャケットやブラウスに淡いカラーを取り入れたり、小物でさりげなく差し色を加えるのも効果的です。
・素材感で春らしさを演出
素材選びも大切な要素です。ツイードやレース、シフォンなど、軽やかで柔らかい質感の素材を選ぶことで、より春らしい装いを楽しめます。光沢感のある生地やリボンなどのディテールが加わると、一層華やかさがアップします。
卒業式は、別れと感謝を伝える厳粛な場です。入学式とは対照的に、シックで落ち着いたカラーコーディネートが求められます。
・おすすめのベースカラー
卒業式では、ブラック、ネイビー、ダークグレーなどのダークトーンが主流です。これらの色は厳粛さと品格を感じさせるため、式典の雰囲気にマッチします。保護者として参加する場合は、シンプルかつ落ち着いた印象を心がけましょう。
・アクセントカラーで柔らかさをプラス
ダークカラーをベースにしつつ、ホワイトやライトグレー、淡いパープルなどのアクセントカラーを取り入れることで、全体に柔らかさを加えられます。インナーやコサージュ、小物で取り入れるとバランスの良い仕上がりに。
・重たくならない素材選び
ダークカラーを使うと、全体が重たい印象になることがあります。そこで、ツイードやレース、光沢感のある生地を選ぶことで、華やかさを失わずにシックな装いを実現できます。
小物は、服装全体の印象を左右する重要なアイテムです。入学式と卒業式では、それぞれのテーマに合わせて適切な小物を選ぶことが大切です。
・入学式の小物
入学式では、明るいカラーや華やかなデザインの小物を選びましょう。ベージュやパステルカラーのバッグ、パールのネックレスやイヤリングが定番です。コサージュやブローチを取り入れる場合は、淡いピンクやホワイトなどの柔らかな色合いを選ぶと良いでしょう。
・卒業式の小物
卒業式では、落ち着いたトーンの小物を選ぶことで、全体の雰囲気を引き締められます。ブラックやネイビーのバッグ、シンプルなデザインのアクセサリーが基本です。コサージュを使う場合は、ホワイトや淡いパープルなど控えめなカラーを選ぶと、シックで品のある印象に仕上がります。
式典では、親子でのカラーコーディネートを意識することで、統一感のあるスタイルを楽しむことができます。子どもの服装に合わせたカラー選びをするのも素敵な方法です。
・入学式の親子コーデ
子どもが明るいカラーの服を着る場合、親も同系色のジャケットや小物を選ぶと統一感が出ます。例えば、子どもがピンク系の服を着るなら、親はベージュやホワイトをベースにピンクのアクセントを加えると良いでしょう。
・卒業式の親子コーデ
卒業式では、子どもの制服やスーツに合わせて、親も落ち着いたカラーを選ぶのがおすすめです。親子でブラックやネイビーを基調にしたコーディネートをすると、厳粛な場にふさわしいスタイルが完成します。
入学式や卒業式では、場にそぐわないカラーやデザインを避けることが大切です。以下のポイントに注意して、失敗のないカラーコーディネートを心がけましょう。
・派手すぎるカラーは避ける
式典はフォーマルな場のため、原色やビビッドなカラーは控えたほうが無難です。特に、赤や黄色などの強い色は目立ちすぎる可能性があるため、アクセントとして取り入れる程度に留めましょう。
・過剰な装飾を避ける
キラキラしたスパンコールやラメが多いアイテムは、式典の雰囲気に合わないことが多いです。シンプルで控えめなデザインを選び、全体のバランスを整えましょう。
・全身ダークカラーにならないようにする
卒業式ではダークカラーが基本ですが、全身真っ黒だと重たい印象になりがちです。インナーや小物で明るい色を取り入れて、適度にバランスを調整しましょう。
入学式と卒業式では、それぞれのテーマに合わせたカラーコーディネートを心がけることが大切です。入学式では明るく華やかなカラー、卒業式では落ち着きと品格のあるカラーを選ぶことで、場の雰囲気に合った装いが完成します。
さらに、小物や素材選びにもこだわることで、全体の印象を引き締めたり華やかさをプラスしたりすることができます。親子でのカラーコーディネートを楽しむのも一つの方法です。
今回のポイントを参考に、自分にぴったりのスタイルで式典を楽しんでください。